スワップポイント比較|長期保有におすすめのFX会社【FX 口座開設】

「スワップポイントでコツコツ稼ぎたいけど、どのFX会社が一番お得なの?」と迷っていませんか。実は、同じ通貨ペアでも業者によってスワップポイントは大きく異なり、年間で数万円もの差が生まれることもあります。この記事では、主要FX会社のスワップポイントを徹底比較し、長期保有に最適な業者の選び方を解説します。金利差益を最大化したい方は、ぜひ最後までお読みください。

スワップポイントの基本と業者間の差が生まれる理由

スワップポイントとは、2国間の金利差を調整するために発生する金利相当額のことです。高金利通貨を買い、低金利通貨を売ることで、保有期間中は毎日スワップポイントを受け取ることができます。逆に、低金利通貨を買って高金利通貨を売ると、スワップポイントを支払うことになります。

ここで重要なのが、同じ通貨ペアでもFX会社によってスワップポイントの額が異なるという点です。なぜこのような差が生まれるのか。その理由は、各業者が提携しているカバー先金融機関の条件や、業者自身のマージン設定が異なるためです。

FX会社は顧客の注文をインターバンク市場でカバーする際、複数の金融機関からレートを受け取っています。そのレート差や、業者が独自に上乗せする手数料の違いが、最終的に提示されるスワップポイントに反映されるのです。つまり、スワップポイントは業者の企業努力や戦略によって大きく変動するというロジックを理解しておくことが重要です。

また、週末や祝日をまたぐ場合は「3日分のスワップ」が付与される日もあります。これは土日に市場が閉まっているため、金曜日や水曜日にまとめて付与される仕組みです。この仕組みを理解していないと、「なぜ今日はスワップが多いの?」と混乱することがあるので、覚えておきましょう。

スワップポイントの基本的な仕組みについては、スワップポイントとは?金利差で稼ぐ仕組みと注意点で詳しく解説しています。

主要通貨ペア別スワップポイント比較表

ここでは、長期保有で人気の高い主要通貨ペアについて、国内主要FX会社のスワップポイントを比較します。掲載データは2025年12月時点の平均的な水準ですが、各社のスワップポイントは日々変動するため、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。

米ドル円(USD/JPY)のスワップポイント比較

FX会社 買いスワップ(1万通貨あたり/日) 売りスワップ(1万通貨あたり/日)
GMOクリック証券 +245円 -248円
DMM FX +242円 -245円
外為どっとコム +250円 -253円
みんなのFX +255円 -255円
LIGHT FX +255円 -255円

米ドル円は、比較的安定した金利差が期待できる通貨ペアです。上記の比較では、みんなのFXとLIGHT FXが買いスワップで優位に立っています。また、買いと売りのスワップ差(スプレッド)が対称的である点も注目です。これは、業者が公平な条件を提示している証拠と言えます。

豪ドル円(AUD/JPY)のスワップポイント比較

FX会社 買いスワップ(1万通貨あたり/日) 売りスワップ(1万通貨あたり/日)
GMOクリック証券 +98円 -101円
DMM FX +95円 -98円
外為どっとコム +100円 -103円
みんなのFX +105円 -105円
LIGHT FX +105円 -105円

豪ドル円も長期保有で人気の通貨ペアです。オーストラリアは資源国であり、金利水準が比較的高いため、スワップポイントも魅力的です。ここでもみんなのFXとLIGHT FXが最高水準を提示しています。

南アフリカランド円(ZAR/JPY)のスワップポイント比較

FX会社 買いスワップ(1万通貨あたり/日) 売りスワップ(1万通貨あたり/日)
GMOクリック証券 +18円 -21円
DMM FX 取扱なし 取扱なし
外為どっとコム +20円 -23円
みんなのFX +22円 -22円
LIGHT FX +22円 -22円

南アフリカランドは超高金利通貨として知られていますが、価格変動リスクも大きい点に注意が必要です。スワップポイントは魅力的ですが、為替差損で大きく損失を出す可能性もあります。また、DMM FXでは取り扱いがない点も覚えておきましょう。

メキシコペソ円(MXN/JPY)のスワップポイント比較

FX会社 買いスワップ(1万通貨あたり/日) 売りスワップ(1万通貨あたり/日)
GMOクリック証券 +28円 -31円
DMM FX 取扱なし 取扱なし
外為どっとコム +30円 -33円
みんなのFX +32円 -32円
LIGHT FX +32円 -32円

メキシコペソも近年人気の高金利通貨です。南アフリカランドよりも価格変動が比較的穏やかなため、「高金利通貨に挑戦したいけど、ランドはリスクが高すぎる」と感じる方に適しています。

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高スワップで評判のFX会社5選

次に、スワップポイントの高さで特に評判の良いFX会社を5つピックアップし、それぞれの特徴を解説します。

1. みんなのFX

みんなのFXは、主要通貨ペアから高金利通貨まで、幅広くトップクラスのスワップポイントを提供しています。特に買いスワップと売りスワップの差が小さい(対称的)点が大きな魅力です。これは、業者が不当にマージンを上乗せしていない証拠であり、長期保有者にとって非常に有利な条件と言えます。

また、スワップポイントは毎日変動しますが、みんなのFXは業界内でも比較的安定した水準を維持しているため、「急にスワップが減った」という事態が起きにくい点も安心材料です。

2. LIGHT FX

LIGHT FXは、みんなのFXと同じトレイダーズ証券が運営するFX会社です。スワップポイントの水準もみんなのFXとほぼ同等で、長期保有に最適な環境が整っています。

ただし、LIGHT FXはスワップ運用に特化したシンプルな設計になっており、スキャルピングやデイトレードには向いていません。「スワップ狙いの長期保有専用口座」として使い分けるのがおすすめです。

3. 外為どっとコム

外為どっとコムは、老舗のFX会社であり、信頼性と情報コンテンツの充実度で定評があります。スワップポイントも高水準を維持しており、特にマイナー通貨ペアの取り扱いが豊富な点が魅力です。

また、外為どっとコムは定期的にスワップポイント強化キャンペーンを実施しており、通常よりも高いスワップが付与される期間があります。公式サイトをこまめにチェックすることで、さらにお得に運用できる可能性があります。

4. GMOクリック証券

GMOクリック証券は、FX取引高世界第1位(ファイナンス・マグネイト社調べ)を誇る大手FX会社です。スワップポイントも業界トップクラスの水準を維持しており、スプレッドの狭さと約定力の高さも兼ね備えています。

長期保有だけでなく、短期トレードも併用したい方にとっては、総合的なバランスが優れた選択肢と言えます。

5. ヒロセ通商(LION FX)

ヒロセ通商は、スキャルピング公認という珍しい特徴を持つFX会社ですが、スワップポイントも決して低くありません。特に、トルコリラ円や南アフリカランド円などの高金利通貨ペアで競争力のある水準を提示しています。

また、ヒロセ通商は食品プレゼントキャンペーンなどユニークな企画を定期的に実施しており、楽しみながらトレードを続けられる点も魅力です。

長期保有に最適な業者を選ぶ3つのポイント

スワップポイントの数値だけで業者を選ぶと、後悔することがあります。ここでは、長期保有に最適なFX会社を選ぶ際に必ずチェックすべき3つのポイントを解説します。

1. スワップポイントの安定性

一番重要なのは、スワップポイントが安定して高水準を維持しているかという点です。「今日は高いけど、明日は急落」という業者では、長期的な収益計画が立てられません。

過去数か月のスワップポイント推移を確認し、大きな変動がないかをチェックしましょう。多くのFX会社は公式サイトで過去のスワップポイント履歴を公開しているので、比較しやすいはずです。

2. 買いと売りのスワップ差(スプレッド)

買いスワップが高くても、売りスワップが不当に大きく設定されている業者は避けるべきです。これは、業者が過度なマージンを取っている可能性があります。

理想的なのは、買いスワップと売りスワップが対称的(ほぼ同額)な業者です。この条件を満たしているのが、前述のみんなのFXやLIGHT FXです。

3. 信託保全と経営の安定性

長期保有は数か月、場合によっては数年にわたってポジションを持ち続けることになります。そのため、FX会社の経営が安定しているか、信託保全がしっかりしているかを確認することが不可欠です。

信託保全とは、FX会社が倒産した場合でも顧客の資金が保護される仕組みのことです。詳しくは信託保全とは?FX会社が倒産した時の資金の安全性で解説しています。

特に海外FX業者を利用する場合は、ライセンスの有無や資金管理体制を必ず確認しましょう。国内業者であれば金融庁の登録を受けているため、基本的に信託保全は義務付けられています。

スワップ狙いのトレードで見落としがちなリスク

スワップポイントは魅力的ですが、いくつかの落とし穴があります。ここでは、初心者が見落としがちなリスクを3つ挙げます。

1. 為替差損がスワップ益を上回るリスク

高金利通貨は、価格変動リスクも大きいという特徴があります。例えば、南アフリカランド円で1日20円のスワップを受け取っていても、為替レートが1円下落すれば1万通貨あたり1万円の損失が発生します。この場合、500日分のスワップが一瞬で吹き飛ぶ計算です。

スワップ狙いの長期保有を行う際は、必ず適切なレバレッジ管理と損切りラインの設定を行いましょう。「スワップがプラスだから損切りしない」という考え方は非常に危険です。

2. スワップポイントの逆転リスク

金利政策は各国の中央銀行によって定期的に見直されます。そのため、今まで受け取っていたスワップポイントが、金利差の逆転により支払いに転じる可能性もあります。

例えば、米国が利下げを行い、同時に日本が利上げを行った場合、ドル円の買いポジションでスワップを支払うことになるかもしれません。各国の金融政策動向には常に注意を払いましょう。

3. 税金の考慮不足

スワップポイントは、未決済でも課税対象となる業者と、決済時のみ課税対象となる業者があります。前者の場合、ポジションを保有しているだけで毎年確定申告が必要になる可能性があります。

また、スワップポイントを含むFXの利益は雑所得として扱われ、他の所得と合算されて課税されます。給与所得がある会社員の場合、年間20万円以上の利益で確定申告が必要になる点も覚えておきましょう。

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まとめ:スワップ運用は業者選びが9割

スワップポイント狙いの長期保有は、正しい業者選びと資金管理ができれば、安定した収益源となります。ここで、この記事のポイントをまとめます。

  • スワップポイントは業者によって大きく異なる。比較は必須。
  • みんなのFX、LIGHT FX、外為どっとコムが高スワップで評判。
  • 買いと売りのスワップ差が小さい業者を選ぶこと。
  • 為替差損のリスクを常に意識し、適切な損切りラインを設定する。
  • 金利政策の変更によるスワップ逆転リスクに注意する。
  • 税金の取り扱いは業者によって異なるため、事前に確認する。

スワップポイントは「不労所得」のように見えますが、実際には為替リスクや金利変動リスクを伴います。業者選び、通貨ペア選び、資金管理のすべてが揃って初めて成功する戦略です。

まずは、この記事で紹介したFX会社の公式サイトで最新のスワップポイントを確認し、デモトレードで感覚を掴むことから始めましょう。そして、少額から実際の運用を開始し、自分に合った通貨ペアと業者を見つけてください。

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。FX取引には為替変動リスクがあり、元本を上回る損失が発生する可能性があります。取引を行う際は、ご自身の判断と責任において行ってください。また、記事内のスワップポイント数値は2025年12月時点の参考値であり、変動する可能性があります。最新情報は各FX会社の公式サイトでご確認ください。