パチンコをやめる方法7選【元依存症が実践して成功した具体的ステップ】
「今日こそパチンコをやめる」と決めたのに、気づいたらパチンコ店の前にいる。給料日の翌日にはもう財布が空っぽ。家族に嘘をついてまでパチンコ屋に行ってしまう。
私は何十年もこの悪循環から抜け出せませんでした。トータル数百万円の負けでもなかなかやめられずにいました。
この記事では、私が実際に試して効果があった7つの方法を、失敗談も含めて正直にお伝えします。
なぜパチンコ・パチスロをやめられないのか
「自分の意志が弱いから」「ダメな人間だから」そう自分を責めていませんか?でも、ギャンブルをやめられないのは、あなたの意志の問題ではありません。
厚生労働省の調査によると、ギャンブル依存症の疑いがある人は日本国内に約70万人います。そのうち80〜90%がパチンコ・パチスロが原因です。あなただけではないのです。
脳の報酬系が書き換えられている
パチンコやパチスロで大当たりすると、脳内でドーパミンという快楽物質が大量に放出されます。大当たりの演出は非常に刺激的ですし、これが繰り返されると、脳は「パチンコ=最高の報酬」と学習してしまうのです。
私の場合、パチンコ店の看板を見るだけで気になって仕方がありませんでした。これは意志の問題ではなく、脳の生理的な反応だったのです。
損失を取り戻そうとする心理
行動経済学では「損失回避性」と呼ばれる現象があります。人は得をする喜びよりも、損をする痛みの方を強く感じます。
「今日負けた5万円を取り返さなければ」という思考が、次のパチンコ屋に行くことを促してしまうのです。私も「明日は今日の負けを取り返す」という言葉を何百回も自分に言い聞かせていました。
この心理メカニズムはプロスペクト理論として知られており、ギャンブルだけでなく投資の世界でも重要な概念です。損失を受け入れられない心理が、さらなる損失を招く悪循環を生み出してしまいます。
パチンコをやめる7つの方法
ここからは、私が実際に試して効果があった7つの方法をご紹介します。全てを一度に実践する必要はありません。できそうなものから1つずつ始めてみてください。
方法1. 財布に入れる現金を制限する
最も即効性があった方法です。私は給料日に必要最低限の現金だけを財布に入れ、残りは家族に預けるようにしました。
具体的には週に5,000円までで、基本的にはクレジットカードで生活していました。これだけでパチンコ店に行く回数が激減しました。キャッシュカードも家に置いておくことが重要です。
- 給料日に必要な生活費だけを財布に入れる
- 細かい買い物などはクレジットカードで済ます
- キャッシュカードは持ち歩かない
つまりは、現金を持ち歩かないという事です。パチンコ屋に行く習慣が抜けるまでは辛抱です。
方法2. パチンコ店への通り道を変える
環境を変えることは非常に効果的です。私は通勤路にあったパチンコ店を避けるため、遠回りでも別のルートを使うようにしました。
最初は「そこまでする必要があるのか」と思いましたが、店の看板を見ないだけで誘惑が大きく減りました。ちょっとどれくらい出てるか見ていこうなんて考えてしまいがちです。
方法3. パチンコに使う予定だった時間を埋める
帰宅後・休日の暇な時間。パチンコ屋に行っていた時間帯が最も危険です。暇だからってパチンコを打っている人も多いでしょう。その時間に別の予定を入れることで、物理的に行かない状況を作りました。
私の場合は以下のような活動を始めました。暇ではなくなると、パチンコ屋に行って台を回している時間がアホらしく思えてきます。
- ジムに通う(週2回、夕方6時から)
- 読書をする
- 友人と定期的に会う約束をする
- 投資の勉強を始める
スポーツジムには今でも通っていますし、投資の本は100冊くらいは読んだ気がします。
方法4. 収支を「見える化」する
私は年間でパチンコ・パチスロに使った金額を計算しました。ただやることが無いからと言って使うにはわりに合わない金額です。
この衝撃的な数字が、私の行動を変える大きなきっかけになりました。正確な金額でなくても構いません。大まかに計算してみてください。
| 項目 | 私の場合 | あなたの場合 |
|---|---|---|
| 月平均の負け額 | 12万円 | ???万円 |
| 年間の負け額 | 144万円 | ???万円 |
| 5年間の累計 | 720万円 | ???万円 |
方法5. 「ギャンブルをやめた後の目標」を具体的に設定する
ただ「パチンコをやめる」だけでは、心に空白が生まれます。私はやめた後に達成したい目標を3つ決めました。
- 借金200万円を2年以内に完済する
- 10年間我慢していた海外旅行に行く
- 新しい投資スキルを身につける
目標があることで、パチンコに使っていた時間とお金に新しい意味が生まれました。借金は完済し、海外旅行もオーストラリア、中国、韓国へと旅することもできました。FXトレードで資産形成もしています。
方法6. 期待値思考を他の分野に活かす
パチンコ・パチスロをやっていた人は「期待値」という概念を理解している人が多いです。この思考法は、実は投資やビジネスでも非常に役立ちます。
私はパチンコをやめた後、この期待値思考を資産形成に活かすようになりました。パチンコはマイナスの期待値(胴元の取り分があるため必ず負ける)ですが、長期投資はプラスの期待値です。
同じ確率やリスクを考える脳の使い方でも、対象を変えることで人生が大きく変わります。リスクリワードレシオの考え方など、パチンコで培った分析力が投資で活きる場面はかなり多いです。
方法7. 小さな成功を積み重ねる
「パチンコを完全にやめる」ことだけが成功ではありません。行かない日を続けるってことです。私は以下のような小さな成功を記録していきました。
- 1日パチンコに行かなかった(成功)
- 3日連続で行かなかった(成功)
- 1週間行かなかった(大成功)
- 給料日を無事に乗り越えた(最高の成功)
失敗しても自分を責めず、「明日からまた頑張ろう」と前を向くことが大切です。
やめた後に訪れる5つの変化
パチンコをやめて数年が経った今、人生は劇的に変わりました。ここでは、やめた後に実際に起きた変化をお伝えします。
変化1. お金が貯まるようになった
当たり前ですが、月12万円の支出がなくなりました。1年で144万円、3年で432万円。この金額で借金を完済し貯金もできました。お金が欲しくてやっていたギャンブルですが、やめるとお金が貯まるんですよね。
変化2. 時間が増えた
週に20時間、月に80時間、年間で960時間。これだけの時間が自由に使えるようになりました。私はこの時間を使って、オンラインや本で投資の勉強を始めました。
具体的にはFXの仕組みやファンダメンタルズ分析について学び、少額から実践を始めました。
変化3. 友人や家族との関係が改善した
嘘をつく必要がなくなり、家族との会話が増えました。友人とも食事に行ったり旅行に行ったり出来るようになり、万年貧乏思考の悪循環から抜け出せました。
変化4. 心の安定を取り戻した
「今日こそやめよう」と毎日自分と戦う必要がなくなりました。朝起きた時の疲労感、負けた後の自己嫌悪。これらから解放されただけで、人生の質が大きく向上しました。お金の使い方を再定義することができました。
変化5. 新しい目標ができた
パチンコに使っていたエネルギーを、新しいことに向けられるようになりました。私の場合は投資の勉強でしたが、何でも構いません。人生に新しい目的や趣味が生まれることが、最大の変化かもしれません。
専門機関の活用方法
一人でどうしてもやめられない場合は、専門機関の力を借りることを強くお勧めします。
国立病院機構 久里浜医療センター
日本で唯一のギャンブル依存症専門治療施設です。外来診療やプログラムが充実しており、多くの回復事例があります。
相談は無料で、秘密も厳守されます。「病院に行くほどではない」と思わず、まずは相談してみることをお勧めします。
精神保健福祉センター
各都道府県にある公的機関で、無料で相談できます。家族の相談にも対応しています。
GA(ギャンブラーズ・アノニマス)
全国各地で開催されている自助グループです。同じ悩みを持つ仲間と出会える場所として、非常に有効です。
まとめ
パチンコをやめることは簡単ではありません。私も何度も失敗し、「もうダメだ」と思ったこともありました。
でも、今振り返ると、やめて本当に良かったと心から思います。あの時間とお金があれば、もっと早く人生を立て直せたのにと思うこともありますが、過去は変えられません。大切なのは今日からです。
この記事で紹介した方法の中から、できそうなものを1つだけでも試してみてください。小さな一歩が、大きな変化につながります。
そして、パチンコで培った「期待値を計算する力」「リスクを考える力」は、決して無駄ではありません。この思考力を正しい方向に使えば、人生を好転させる武器になります。
私はパチンコをやめた後、その思考力を資産形成に活かすことで、失った時間とお金を少しずつ取り戻しています。ギャンブルで学んだ概念が投資でも重要だと気づいたときは驚きました。
もし専門的なサポートが必要だと感じたら、遠慮せず久里浜医療センターや最寄りの精神保健福祉センターに相談してください。一人で抱え込まないことが、回復への第一歩です。
期待値思考を投資に活かす方法 パチンコで培った分析力を資産形成へ