FXのテクニカル分析でローソク足、チャートパターン、ダウ理論を解説!パチンコの負けはFXで取り戻す!

こんにちは、元パチンカス投資家のクズモチです。

皆さんはホールに行って台を選ぶとき、何を見ていますか? 前日の回転数、大当たり回数、スランプグラフ……データロボや台上のデータランプをポチポチ押して、「この台、そろそろ跳ねそうだな」とか「このハマり方、完全に回収モードだな」なんて予測を立てますよね。

実は、FXのチャート分析もやっていることは全く同じなんです。

パチンコのデータ分析は、残念ながら店側の「釘調整」や「設定」というブラックボックスに阻まれて、必勝法にはなり得ません。しかし、FXのチャートは世界中の投資家の心理がそのまま形になったもの。店側の遠隔操作なんて存在しない、純粋な「読み合い」の世界です。

今回は、以前紹介した「FX用語図鑑」から一歩踏み込んで、チャート分析の「三種の神器」とも言える「ローソク足」「チャートパターン」「ダウ理論」を徹底的に深堀りします。

これらをマスターすることは、パチンコで言えば「セグ判別」や「設定判別要素」を完全に暗記するようなもの。知っているだけで、その他大勢の「養分」から抜け出す大きな武器になりますよ。

【免責事項】 本記事は手法の解説や情報の提供を目的としており、投資の勧誘や利益を保証するものではありません。FXにはリスクが伴います。投資判断はご自身の責任で行ってください。パチンコで熱くなってATMに走った経験がある方は、特に資金管理に注意してくださいね。

1. ローソク足の「声」を聞け!(単体・組み合わせ分析)

日本の江戸時代に米相場で発明された「ローソク足」。 これはただの棒グラフではありません。その期間(1時間や1日など)に繰り広げられた「買い方(強気)」と「売り方(弱気)」の殴り合いの記録です。

パチンコで言えば、1本のローソク足の中に「激しい打ち合い」や「一方的な出玉放出」のドラマが詰まっています。形を見るだけで、投資家たちの悲鳴や歓喜が聞こえてくるようになれば一人前です。

ヒゲ(影)の意味を理解する:未練と拒絶

ローソク足の実体(胴体部分)から伸びる線、「ヒゲ」。 初心者は実体ばかり見がちですが、玄人はヒゲこそ最重要視します。

FXチャート ロウソク足プライスアクション
長い下ヒゲ(下影)
一度は大きく下がったものの、強烈な買いが入って押し戻された状態。 パチンコで言えば「全飲まれ寸前からの奇跡の復活大当たり」です。「これ以上は下がらせないぞ」という強い意志(サポート)を感じるサインで、底値圏で出現すれば「買い」の激アツ演出となります。
長い上ヒゲ(上影)
大きく上昇したものの、売り叩かれて終わった状態。 「確変突入かと思ったら、まさかの転落(2通)」というガッカリ感を表します。高値圏でこれが出たら、「もうこれ以上は上がれない(天井)」という合図かもしれません。

相場の迷いを示す「同時線(十字線)」

始値と終値がほぼ同じで、実体がない十字架のような形。 これは「買いと売りの勢力が拮抗している」状態です。パチンコのリーチ演出でボタン連打している最中のような、「どっちだ!?どっちに行くんだ!?」という緊張感が漂っています。

  • 高値圏での十字線:上昇の勢いが止まった証拠。転換(下落)の予兆になりやすい。
  • 安値圏での十字線:下落の勢いが止まった証拠。反発(上昇)の予兆になりやすい。

必修!ローソク足の組み合わせ「プライスアクション」

1本だけでなく、隣り合うローソク足との関係性を見ることで、勝率はグッと上がります。これを「プライスアクション」と呼びます。

① 包み足(アウトサイドバー)

前のローソク足を、次のローソク足が完全に包み込む形。

  • 陰線を陽線が包む:前の時間帯の「下げ」を、今の時間帯の「上げ」が完全に否定した形。強力な上昇サイン。
  • 陽線を陰線が包む:前の時間帯の「上げ」を、今の時間帯の「下げ」が完全に帳消しにした形。強力な下落サイン。

これはパチスロで言えば、前任者のマイナス分を一撃で捲(まく)ったような強さを表します。

② はらみ足(インサイドバー)

大きなローソク足の中に、次の小さなローソク足がすっぽり収まっている状態。 「お母さんのお腹に赤ちゃんがいる」ように見えることから「はらみ足」と呼ばれます。 これは「エネルギー充電期間」です。相場が次の動きを模索している状態で、この後に上下どちらかにブレイクすると、大きく動く傾向があります。

2. チャートパターンは「激アツ演出」だ(反転・継続示唆)

複数のローソク足が作り出す特定の「形」。 パチンコ・スロットにおいて「リーチ目」や「確定演出」を覚えるのが楽しかった人なら、この分野はすぐに得意になれるはずです。

チャートパターンには大きく分けて「反転パターン(天井や底を示唆)」「継続パターン(トレンドの途中休憩)」の2種類があります。

【反転パターン】天井と大底を狙い撃つ

FX反転チャートパターン4種類

三尊(ヘッド・アンド・ショルダー)トリプルトップ

FX界で最も有名な天井示唆パターン。真ん中の山が一番高く、左右に低い山がある形。「仏像が3体並んでいる」ように見えることから三尊(さんぞん)と呼ばれます。

  • 出現場所:上昇トレンドの最後(天井圏)。
  • 意味:3回高値に挑戦したが、真ん中の最高値を更新できずに力尽きた。
  • 売買ポイント:「ネックライン」と呼ばれる支持線を割り込んだ瞬間が「売り」のエントリーポイント。

これが完成すると、いままでの上昇トレンド(確変)が終了し、通常モード、あるいは地獄のハマりモード(下降トレンド)への転落が濃厚となります。

逆三尊(逆ヘッド・アンド・ショルダー)トリプルボトム

三尊を逆さまにした形。安値圏で出現する、最強の「底打ち」サインです。 パチンコのグラフで言えば、「3回ハマりを耐えて、ようやくV字回復の兆しが見えた」瞬間。ネックラインを超えたら、勇気を持って「買い」ボタンを押すべき激アツポイントです。

ダブルトップ / ダブルボトム

山が2つ(M字)ならダブルトップ、谷が2つ(W字)ならダブルボトム。 三尊ほどの信頼度はありませんが、頻繁に出現します。

【クズモチのワンポイント】 「2回試してダメなら諦める」というのは人間の心理です。 パチンコでも、調子の良い台だと思って粘ったけど、2回連続で深いハマりを食らったら「あ、この台ダメだ」って捨てますよね? 投資家も同じで、2回高値を更新できなかったら「もう上がらない」と判断して売り浴びせてくるのです。

【継続パターン】トレンド中の「中だるみ」を見抜く「フラッグ / ペナント」

FXチャートパターン トレンド継続

急激に価格が動いた後(ポールの部分)、少し逆方向に動いたり、もみ合ったりする期間(旗の部分)。 これはトレンドが終わったのではなく、「利益確定による一時的な調整(休憩)」です。

パチンコで言えば、爆連した後に少しだけハマって出玉が現状維持になっている状態。「もう終わりかな?」と思わせておいて、旗(フラッグ)をブレイクした瞬間に再び爆連モード(トレンド再開)に入ります。 ここでの「押し目買い」「戻り売り」は非常に勝率が高いです。

3. ダウ理論は相場の「スペック表」(トレンドの定義)

テクニカル分析の始祖、チャールズ・ダウが提唱した理論。 多くの初心者が「難しそう」と敬遠しますが、これを理解していないと「今の台が確変中なのか通常時なのか分からないまま打つ」ことになります。それはただの自殺行為です。

ダウ理論には6つの基本法則がありますが、実戦で最も重要なのは以下の1つだけです。これだけ覚えて帰ってください。

「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」

トレンドの定義は非常にシンプルです。

  • 上昇トレンド:高値が前回より切り上がり、安値も前回より切り上がっている状態。
  • 下降トレンド:安値が前回より切り下がり、高値も前回より切り下がっている状態。

このリズムが崩れるまでは、ひたすらトレンドに従う(順張りする)のが正解です。 「もうこんなに上がったから下がるだろう」という根拠のない逆張り(値ごろ感トレード)は、パチンカスが最も陥りやすい罠です。「ハマり台だからそろそろ出るはず」というオカルトと同じ思考回路だからです。

FXダウ理論の上昇トレンド

「明確な転換シグナル」とは?

上昇トレンドで言えば、「直近の安値(ラストの押し安値)」を下に割った瞬間です。 これが発生したら、「確変終了」のサイレンが鳴ったと思ってください。少なくとも「買い」目線は一旦捨てて、様子見か「売り」目線に切り替える必要があります。

トレンド状態 パチンコ・パチスロでのイメージ 取るべき行動
上昇トレンド 高設定挙動・連チャン中・グラフ右肩上がり ひたすら買い(席を立つな)
下降トレンド 低設定・回収モード・グラフ深掘り 戻り売り(空売りで利益を出す)
トレンドレス(レンジ) モミモミ状態・下皿遊戯 手を出さない(休憩 or 店移動)

4. 元パチンカス流・三種の神器を組み合わせた戦い方

さて、ここまで「ローソク足」「チャートパターン」「ダウ理論」を解説しましたが、これらをどう組み合わせて戦うのか。私が実践しているシンプルな手順をご紹介します。

  1. ダウ理論で「環境認識」をする(台選び) まず、日足や4時間足などの大きな時間足を見ます。高値・安値が切り上がっていれば「今は上昇トレンド(出す気のある日)」だと判断し、「買い」狙いに絞ります。
  2. チャートパターンで「待ち伏せ」する(ゾーン狙い) 買い狙いなら、「逆三尊」や「ダブルボトム」ができそうな形を探します。あるいは、上昇中の「フラッグ」を探します。
  3. ローソク足で「引き金」を引く(レバーオン) 狙ったポイントに来た時、最後に背中を押してくれるのがローソク足です。 サポートライン付近で「長い下ヒゲ」が出たり、「包み足」が出現したら、それがエントリーの合図(Goサイン)です。

この3段階のフィルターを通すことで、「なんとなく」のエントリーが激減し、期待値の高い勝負だけを繰り返すことができるようになります。

まとめ:オカルトを捨てて、確率の向こう側へ

いかがでしたか? 「三尊」や「ダウ理論」といった言葉は難しそうに聞こえますが、本質はパチンコの「波を読む」行為と似ています。ただ、決定的に違うのは「そこに明確な根拠と優位性があるか」です。

パチンコで負け続けていた私たちが、なぜFXで勝てる可能性があるのか。 それは、FXが「感情」ではなく「論理(ロジック)」で動くゲームだからです。今回紹介したテクニカル分析は、そのロジックを読み解くための翻訳機です。

最初はチャートを見ても何が何だか分からないかもしれません。でも、毎日少しずつ見続けることで、「あ!これ教科書で見た『三尊』だ!」と気づく瞬間が必ず来ます。 その瞬間こそが、あなたが「養分」から「投資家」へと進化する第一歩です。

いきなり大切なお金を賭けるのが怖い方は、まずは架空のお金で練習できる「デモトレード」で、今日覚えたパターンを探してみてください。「リーチ目」を探す感覚で、意外と楽しめるはずですよ。

まずはノーリスクで練習!デモ口座開設 「三尊」や「ヒゲ」を見つけてみよう