【保存版】パチンコより面白い?FXテクニカル分析・必須用語図鑑
こんにちは、元パチカス投資家のクズモチです。
昔は朝一の抽選に並び、データロボ(データランプ)の数値を睨みつけながら「昨日はハマり台だから今日は出る!」なんて根拠のない自信で諭吉をサンドに突っ込んでいました。あの頃の熱量は凄かったですが、トータル収支は……まあ、お察しください(涙)。
今、私はその情熱をFX(外国為替証拠金取引)に向けています。
実は、FXの「テクニカル分析」って、パチンコのデータ分析や釘読みと似ている部分があるんです。違いは、パチンコ店(胴元)による調整がない世界市場での戦いだということ。
正しい知識という「攻略法」さえ身につければ、パチンコよりも遥かにフェアな勝負ができます。
この記事では、FXのチャート分析で使う「武器(インジケーターや理論)」を、初心者の方にも分かりやすく、かつマニアックに徹底解説します。パチンコやパチスロで培った「分析力」を、これからは資産形成に使ってみませんか?
【免責事項】
本記事は情報の提供を目的としており、投資の勧誘や特定銘柄の推奨を行うものではありません。投資にはリスクが伴います。パチンコで熱くなって全財産を突っ込むのが厳禁なのと同様、FXも余剰資金で行い、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってくださいね。
1. チャート分析の基礎(盤面を見る)
まずは基本中の基本です。パチンコで言えば「釘を見る」「ヘソの状態を確認する」のと同じレベルの必須知識です。ここを無視して勝つことは不可能です。
キャンドルスティックチャート(ローソク足)
ローソク足は、一定期間(1日、1時間、5分など)の「始値・高値・安値・終値」を1本の棒で表したものです。江戸時代の日本人が発明した最強のツールで、今や世界の標準です。
- 陽線(ようせん):価格が上がって終わった足(赤や白で表示されることが多い)。買いの勢いが強い。
- 陰線(いんせん):価格が下がって終わった足(青や黒で表示されることが多い)。売りの勢いが強い。
- ヒゲ:ローソクから伸びる線。迷いや反発を表します。長い下ヒゲは「下がったけど買い戻された=底打ち」のサインになることも。
【クズモチのワンポイント】
ローソク足は「投資家の感情」そのものです。長いヒゲが出たときは、パチンコの「激アツ演出を外した」時のような、相場のショック状態を表していることが多いですよ。
水平線(サポートライン・レジスタンスライン)
チャート上の目立つ高値同士、安値同士を結んだ横線のこと。
パチンコで言えば「過去の最高出玉記録」「最深ハマリ記録」のようなもので、投資家たちが心理的に意識する重要な価格帯です。
- レジスタンスライン(上値抵抗線):これ以上上がりにくい価格帯。ここを超えると「青天井(ブレイク)」モードに入る可能性があります。
- サポートライン(下値支持線):これ以上下がりにくい価格帯。何度もこの価格で跳ね返されていると、強力な床底になります。
トレンドライン
相場が上昇している時に安値同士を結んだ線(上昇トレンドライン)、下降している時に高値同士を結んだ線(下降トレンドライン)です。 この線を引くことで、「今は確変中(上昇トレンド)なのか、通常時(レンジ・下降)なのか」を判断します。
ダウ理論
チャールズ・ダウが提唱した、相場分析の原点にして頂点。「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」など6つの基本法則から成ります。 最も重要なのは「高値・安値の切り上げが続けば上昇トレンド、切り下げが続けば下降トレンド」という定義です。ダウ理論を図解で説明しています。
2. トレンド系指標(波を読む)
今の相場が「確変中(トレンド発生)」なのかどうかを見極めるためのツールです。トレンドに乗る(順張り)のがFXで一番勝ちやすい王道パターンです。
移動平均線(MA)
一定期間の価格(終値)の平均値を結んだ線。 「過去5日間の平均」「過去20日間の平均」などを表示させます。
移動平均線はトレンドの方向性を示すだけでなく、サポートやレジスタンスとしても機能します。 また、複数の移動平均線を組み合わせて使うことで、売買シグナルを得ることができます。移動平均線を使った代表的な手法には以下のものがあります。
- ゴールデンクロス:短期の移動平均線が、長期の線を下から上に抜けること。買いのサイン(激アツ)。
- デッドクロス:短期の線が、長期の線を上から下に抜けること。売りのサイン(転落)。
【クズモチのワンポイント】
移動平均線は、向きが重要です。線が上を向いていれば、多少下がっても押し目買いのチャンス。パチンコの「好調台のグラフ」が右肩上がりなのと同じ感覚で見ましょう。
ボリンジャーバンド
移動平均線を中心に、統計学的な「標準偏差(σ:シグマ)」を表示させた帯(バンド)。 「価格の〇〇%がこのバンドの中に収まるはずだ」という確率論に基づいています。
- スクイーズ:バンドが収縮している状態。エネルギー充電中。
- エクスパンション:バンドが急拡大する状態。トレンド発生(確変突入)の合図。
- ±2σタッチ:逆張り(反発狙い)に使われがちですが、強いトレンド時はバンドに沿って価格が動く「バンドウォーク」が発生するので注意。
一目均衡表(いちもくきんこうひょう)
日本人が開発した、時間論を取り入れた奥深い指標。「雲(くも)」と呼ばれる帯が特徴的です。 「雲の上にあれば強気、下にあれば弱気」と直感的に判断できます。
MACD(移動平均収束拡散法)
「マックディー」と読みます。2本の移動平均線の乖離(離れ具合)を表した指標です。 移動平均線よりも反応が早く、トレンドの転換をいち早く察知するのに優れています。 ヒストグラム(棒グラフ)が伸びていく時はトレンドが強く、縮み始めたらトレンド終了の予兆です。
SAR(パラボリック・ストップアンドリバース)
ローソク足の上下にドット(点)が表示される指標。 点がローソク足の下にある時は「買い」、上にある時は「売り」と判断します。ドットとローソク足がぶつかった時が「転換(リバース)」のサイン。 視覚的に分かりやすく、損切りラインの目安としても優秀です。
ADX(平均方向性指数) & DMI(方向性運動指数)
「トレンドの強さ」を数値化したもの。 ADXが上昇している時は、トレンド(上昇でも下降でも)が強いことを示します。 レンジ相場(方向感がない時)ではADXが下落します。 「今は勝負すべき時か、休むべき時か」を教えてくれる、台選びのデータランプのような存在です。
エンベロープ
移動平均線を上下に一定の乖離率(%)でズラした線。 ボリンジャーバンドと似ていますが、こちらは標準偏差ではなく固定の%を使います。 「移動平均線から離れすぎた価格は、また戻ってくる」という性質を利用した逆張りに使われます。
3. オシレーター系指標(過熱感を知る)
「買われすぎ」「売られすぎ」を判断するメーターです。パチンコで言えば「ハマりすぎだからそろそろ当たるだろう」という確率の偏りを狙う感覚に近いですが、トレンドが強すぎると機能しない(天井を突き抜ける)ので注意が必要です。
RSI(相対力指数)
オシレーターの王様。0%〜100%で表され、一般的に70%以上で買われすぎ、30%以下で売られすぎと判断します。
【クズモチのワンポイント】
「ダイバージェンス」という現象を覚えましょう。価格は高値を更新して上がっているのに、RSIの数値は下がっている状態。これは「上昇の勢いが落ちている」という強力な反転サイン(激アツ)です。
ストキャスティクス(KDJ含む)
RSIと同様に買われすぎ・売られすぎを見ますが、2本の線(%K、%D)のクロスで売買判断をするのが特徴です。 反応が早いため、レンジ相場で威力を発揮しますが、ダマシ(フェイク)も多いです。 ※KDJはストキャスティクスに「Jライン」を加えたもので、より敏感に反応します。
CCI(商品チャネル指数)
本来は商品先物市場で使われていた指標。RSIと違い、0〜100%の上限下限がありません。 ±100を超えたところがエントリーの目安となります。値動きのサイクル(周期)に注目した指標です。
ROC(変化率)
今の価格が、過去の価格と比べてどれくらい変化したかを%で表すシンプルな指標。 0ラインを基準に、上なら上昇トレンド、下なら下降トレンドの勢いがあると見ます。
4. 出来高・ボラティリティ系(熱量を見る)
FX(特に為替)では正確な「出来高(取引量)」を知るのが難しいですが、それに近い概念や変動幅(ボラティリティ)を見る指標は重要です。パチンコホールで言うところの「客付き」「稼働率」を見るようなものです。
ボリューム(出来高)
その期間にどれだけの取引が成立したかを表す棒グラフ。 価格が重要なラインをブレイクする時に、出来高も急増していれば「本物のブレイク(確変突入)」の可能性が高まります。逆に、出来高が少ないブレイクは「ダマシ」の可能性大です。
OBV(オンバランスボリューム)
出来高を累積して線で結んだもの。 「価格は嘘をつくが、出来高は嘘をつかない」という格言通り、価格が横ばいなのにOBVが上昇している場合は、大口投資家がこっそり買い集めているサインかもしれません。
VWAP(出来高加重平均価格)
デイトレーダー(特に株)が重視する指標。当日の総取引金額を総出来高で割った平均価格。 機関投資家(大口)はこのVWAPを基準に売買することが多いため、このラインが強いサポートやレジスタンスになります。
ATR(平均真幅)
「今、相場がどれくらい激しく動いているか(ボラティリティ)」を示す指標。 ATRの数値が高い時は、値幅が大きく取れるチャンスですが、同時にリスクも高いです。 損切り幅(ストップロス)を決める際、「ATRの2倍の数値を損切り幅にする」といった使い方が実務的です。
MFI(マネーフローインデックス)
「出来高を加味したRSI」のような指標。 単に価格が上がっただけでなく、「どれくらいの資金が流入して上がったか」を判断できます。RSIよりも信頼性が高い場面があります。
チャイキン・マネーフロー(CMF)
一定期間における資金の流入・流出を測定する指標。 0ラインより上なら買い圧力(資金流入)、下なら売り圧力(資金流出)が強いと判断します。
5. チャートパターン・理論(リーチ目・法則)
チャートに現れる特定の「形」から、未来を予測します。パチンコの「リーチ目」や「セグ」を覚えるのが好きだった人には、この分野が一番面白いかもしれません。
チャートパターンは他のインジケーターと違い、数値で表されないため、解釈が人によって分かれることがあります。複数のパターンや理論を組み合わせて使うことで、信頼性を高めることが重要です。
ヘッドアンドショルダー(三尊)・トリプルトップ
チャートの形が「左肩・頭・右肩」のように山が3つできる形。 上昇トレンドの終わり(天井)に出現しやすい最強の反転パターンです。 逆に、底値圏で逆さまに出るのを「逆三尊(逆ヘッドアンドショルダー)・トリプルボトム」と言い、こちらは強力な買いサインです。
ダブルトップ・ダブルボトム
山が2つ並んだ形が「ダブルトップ(M字)」。天井を示唆します。 谷が2つ並んだ形が「ダブルボトム(W字)」。底打ちを示唆します。 パチンコのグラフでも、2回高値を試してダメだったら落ちていくこと、よくありますよね。
トライアングルパターン(三角持ち合い)
高値が切り下がり、安値が切り上がって、価格の変動幅が徐々に狭まっていく三角形の形。 エネルギーが凝縮されている状態で、三角形の先端付近で上下どちらかに「ドカン!」と放たれます。
フィボナッチ・リトレースメント
自然界の黄金比(フィボナッチ数列)を相場に当てはめたもの。 「上昇した分の38.2%、50.0%、61.8%戻したところ」で反発しやすいという不思議な法則があります。 世界中のトレーダーが意識しているため、魔法のように効くことがあります。
エリオット波動理論
「相場は上昇5波・下降3波のリズムで動く」という理論。 「今は第3波(一番伸びるボーナスウェーブ)だ!」と認識できれば、大きく利益を伸ばせます。ただし、波の数え方は人によって解釈が分かれるのが難点。
ピボットポイント
前日の高値・安値・終値から計算される、当日のサポート・レジスタンスライン。 多くのデイトレーダーが「今日の基準」として見ているため、ピボットライン付近では値動きが止まったり反転したりしやすいです。
ギャップ(窓)
金曜日の終値と、月曜日の始値の間に空間(隙間)ができること。 土日に大きなニュースがあった場合などに発生します。 「開いた窓は埋まる(価格が窓の場所まで戻ってくる)」という習性があり、これを狙った「窓埋めトレード」という手法も人気です。
フラクタル
「どんなに拡大しても全体と同じ構造が現れる」という幾何学の概念。 FXでは「日足のチャートパターンの中に、1時間足の同じパターンが含まれている」といったマルチタイムフレーム分析の基礎となる考え方です。
6. 玄人向け・マニアック指標
ここからは、普通の解説サイトではあまり深く触れられない、ちょっとマニアックな指標たちです。パチンコ台のスペックを隅々まで読み込む「解析班」の皆さんにおすすめ。
TRIX(トリックス)
移動平均線を3回平滑化して算出する、変化率の指標。 ダマシを極限まで排除しようと設計されており、長期的なトレンド転換を捉えるのに優れています。短期売買には向きません。
PVT(価格出来高トレンド)
OBV(オンバランスボリューム)の進化版。 価格の上昇・下落率に応じて出来高を加算するため、OBVよりも実勢に近い需給バランスを表すとされています。
その他チャートパターン
カップウィズハンドル:コーヒーカップのような形を作り、取っ手の部分から爆上げするパターン。
ソーサートップ/ボトム:お皿のように緩やかな円を描いて転換するパターン。
武器を知り、己を知れば百戦危うからず
お疲れ様でした。データランプの見方より覚えることが多いと感じたかもしれませんが、これらはすべて「確率を味方につけるための道具」です。
パチンコ・パチスロは店側が設定や釘で確率を操作できますが、FXのチャートは世界中の投資家の心理と事実で作られています。 すべての指標を同時に使う必要はありません。自分の性格(せっかちなのか、のんびり屋さんなのか)に合った「必勝パターン」の組み合わせを見つける旅こそが、FXの醍醐味です。
まずは、気になったインジケーターを1つか2つ、実際のチャート(デモトレードでOK)に表示させてみてください。 「あ、ここでRSIが下がってるから売りか?」と予想が当たった時の快感は、確変を引いた時の脳汁に負けないものがありますよ。
さあ、ホールへ行く前に、まずはFXチャートを開く習慣をつけましょう!
まずはノーリスクで練習!デモ口座開設 自分に合ったインジケーターを探そう